一言でいえば、口頭で英作文のトレーニングをする本。たとえば、「私は昨日歩いて学校に行きました」というような簡単な文を I walked to school yesterday. と瞬間的に、かつ滑らかに言えるようにする。この作業を大量にやる。英文を暗記してはいけない。日本語から英文を作るトレーニングをすることによって、スピーディーに英語をしゃべるための英作文回路を作ることが目的である。この訓練を積んでいくと、英語がスムーズに口から出てくるようになる。
ただし、適切なインプット(多読、テキストの音読など)がなければ話せるレベルは低いままであろう。このトレーニングは、あくまで、自分の持っている英語力を最大限に引き出し、自分のレベル(TOEIC600なら600、900なら900)に応じた英会話力をつけるためのものである。自分の実力以上の英会話力はつかない。
私も、現在著者の薦めるテキストで瞬間英作文をしていたが、確かに効果がある。英語が、少しづつスムーズに口から出るようになってきたのである。今参加している英会話のサークルでもそれを指摘された。英検準一級の2次試験に受かったのも、このトレーニングによるところが大きい。英語が話せるようになりたい人にはオススメのテキストである。できれば、同著者の「英語上達完全マップ」を読んで、音読などの他のトレーニングと組み合わせて勉強するとよいだろう。
瞬間英作文には3つのステージがあって、この本は第一ステージにすぎない。私が2次試験に合格した時は、第一ステージの途中で、半年ほどトレーニングをした頃であった。したがって、ある程度の実力のある人がこのトレーニングをすると、それぐらいの期間で効果が出るものと思われる。人気があるようなので、このシリーズの続編はぜひ出してほしい。