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記憶の進化論―脳が情報を記憶するメカニズム

記憶の進化論―脳が情報を記憶するメカニズム

きおくのしんかろん―のうがじょうほうをきおくするめかにずむ / かどくら ひろあき

門倉 弘明
定価 : ¥ 1,050
発売日 : 2007/03
出版社/メーカー : 丸善プラネット
おすすめ度 : (4 reviews)
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カスタマーレビュー
わかりにくいが斬新な記憶・認識理論, 2007-09-30
第一印象はわかりにくい本。著者が何を言いたいのかを、読者は理解できないのではないか。
しかし、不十分な説明やよくわからない部分を無視して読むと「言葉を使って情報を記憶する仕組みが脳の中に形成されることによって、人間はその情報を認識することができる」という著者の考えがわかってくる。それは「情報を認識するのは私の心ではなく、私の脳である」という考えである。
この考え方が説得力を持つには、「心と認識」の詳しい説明が必要である。
科学的な根拠なしに,いくつかの本を読んで,勝手にまとめたという方です。, 2007-09-09
 タイトルがおもしろそうなので読んでみましたが,この本は,きとんとした記憶や脳に関する本と同じには考えない方がいいと思います。本代を損した気分です。
 まず,参考文献がありません。というより,どのような研究を背景に記憶や脳を説明しているのかが明らかとなっていません。いくつかの本を読んでいかにもこれが正しいかのように説明していますが,自分の考えで勝手に解釈している部分が多く見られます。また,科学的に説明されていない部分まで,私はそう思う・・・として決めつけてしまっています。文中にも,私は・・思うと言う文が多く見られます。いかにも独創的に見えますが,常識的な内容とかってな解釈しか書いてありません。
 このような本はいかにも啓蒙書のように見えますが,専門家でない人に間違った解釈を与えてしまうので良くないと思います。
 また,文章が回りくどく論理的でなく,とても読みづらいです。また,記憶についての知識も現在の知見にあっていません。
 結局,いくつかの本を読んで,自分で勝手にまとめたという方です。それも,科学的な根拠なしに・・・
脳の働きによって成り立つ認識を論じた新しい認識論, 2007-05-19
これは認識論の本である。しかし、著者は「認識とは何か」「意識とは何か」という重要な問題をきちんと説明していないため、その内容がわかりにくい。
普通我々は「自分の感覚内容を意識しながら知る働きが認識である」と考えている。それは意識の働きによる認識であるが、著者は脳の働きによる認識を考える。まず、行動と結びついた脳の働きによる「動物一般の認識」を考え、そこから「人間は言葉の形式で表した内容を、記憶に残る情報として知る脳の働きを持つようになる」と考える。人間の脳が記憶に残る情報を知っている状態を作る能力を持ち、それが「知る」という認識能力である。それは「感覚内容を知る働きが認識なのではなく、意味内容を知る働きが人間の認識である」という考え方なのだろう。そして、見た内容などの感覚内容を人間が記憶し再び思い出すことができるのも、意味内容としての情報を知る脳の働きを人間が持つからである。
「意識」は、もはや何かを知る働きではなく、脳の働きによって自分の今の状態を情報として知ることができる人間が持つ一つの能力として考えられる。「意識」を別の次元で定義しているのである。
問題設定、説明の仕方は不十分だが、新しい認識論として興味深い本である。
哲学することの喜び!, 2007-03-10
脳が記憶を発達させた仕組みを、生物学や言語学の成果を取り入れながら説明しています。脳の機能を生理学的に解明した本ではなく、哲学的に脳の神秘に迫ろうとした本です。「哲学する」とはどういうことかを教えてくれます。

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