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ギタリストのジョン・ウィリアムズ(いや、映画音楽作曲家のジョン・ウィリアムズではない)は、その非の打ちどころのない見事なレコーディング・カタログに、さらに「クラシック・ウィリアムズ:ロマンス・オブ・ザ・ギター」をつけ加えた。しかしこれは単なるベスト・オブ・コレクションではなく(もっとも、彼のすばらしい演奏のいくつかがここには収められているが)、新しくレコーディングされた曲が3曲この盤には入っている。そのうちの1つ、フォーレのパヴァーヌは驚くほど魅力的である。本来はオーケストラと合唱のために作られた短いが壮麗な作品で、ウィリアムズのギターはそこにずっと属していたかのような音を響かせている。このディスクではもっとも解釈者的なウィリアムズ――サティのジムノペディ第3番とピアソラのタンゴ‘ベラーノ・ポルテーノ’のアレンジ――と、もっとも静穏なウィリアムズ(映画「ディア・ハンター」のテーマ‘カバティーナ’)を聴くことができる。たしかに、クラシック・ギターの優秀な奏者のなかには楽器を使って聴衆を陶酔に近い状態にすることできるギタリストがいることは事実である。ところがウィリアムズはそれとは正反対の位置にいる。彼の壮麗な音色、創意に富むアレンジ、それに興味深いレパートリー、これらがクラシック・ギターのサウンドをつねにエキサイティングなものにしているのだ。要するに、これはウィリアムズの格好の入門盤であり、クラシック・ギターの愛好家にとっては珠玉の1枚である。(Jason Verlinde, Amazon.com)