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失敗を生かす仕事術 (講談社現代新書)

失敗を生かす仕事術 (講談社現代新書)

畑村 洋太郎
定価 : ¥ 756
発売日 : 2002/03/19
出版社/メーカー : 講談社
おすすめ度 : (11 reviews)
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カスタマーレビュー
仕事云々に拘らず手軽にサッと読めます, 2010-06-26
失敗学の第一人者である畑村氏の著書で
他の著書も読みましたが、主張がこの一冊に
かなり凝縮されているいる印象を受けました。
印象的なのは、氏の失敗の分類で、未知の領域に対する
避けて通れない失敗についてのくだり。
そもそも予測不能で万全を期したつもりでも
予想を遥かに超えた不測の事態が起きるというもの。
そのようなレベルの失敗に大しても見解を有していて参考になりました。
あとこれは内容とは直接関係しませんが、文体が論理立っていて
言葉選びが非常に丁寧で読んでいると語彙が充実します。
説明がとても上手で読み終わった後、頭の中が整理されました。
タイトルに仕事術と含まれていますが
何かしらの問題を抱えていたりするようなら
仕事云々に関わらず読んでも良いと思います。
まとまった時間が無くとも読めます。
良質な失敗こそが、成功の母となる。, 2009-11-13
この新書から読み取れる畑村先生は、危機感がきわめて強くでているのではないか、と思う。失敗なくして進歩はないのだからチャレンジせよ、ただし大きすぎる失敗にならないように、十分注意をしてね、といった内容。
時代の変化がまさにうねりというくらいだから、旧態依然というのは危険。従来の事例にならって、も危険。自分の頭でしっかりと考えて動く必要がある。
いつもながら、暖かい視線と同時に、厳しく事実を見つめる事をすすめられている。
失敗は見たくない、という気持ちはわかるが、良質な失敗こそが大成功につながって、ノーベル賞ということもあるのだから。
畑村版仕事術。回復力と併せて読むと、畑村先生がより立体的に見えてくる。
内容はいつもの通り、安心して読める失敗学なんだが、なぜかそんな感じをうける。
現状に疑問を持っている人が読む本, 2009-03-29
 変化の激しい現代において、自分が生き残るためには、どのような能力を身につけるべきかを、具体的な事例を織り混ぜながら分かりやすく説明されています。
 明日からでも、自分の仕事に反映することができるテーマだと思いますが、なかなか難しいでしょう。
 しかしながら、ルール(本書では定式)を使う人が求められるのではなく、「ルールを作る、付け加えていく人」こそが求められるという著者の主張はそのとおり。自分の仕事に当てはめて、少しずつでも自分の習慣に取り入れたいものです。
失敗こそ、創造の源である, 2007-01-27
同じ著者の「失敗学」をさらに具体的に仕事に生かす方法について書かれた本で、失敗に関わらず、情報、知識、経験を如何に仕事に生かすかについて書かれています。
こちらも具体例がいくつも挙がっていますので、分かりやすいですし、すごく納得します。
思わず笑ってしまったのは(いい意味で、ですよ)、
著書の中で「思考展開図」と呼んでいる、課題を自ら発見し、その課題を解決するために具体的にどうすればいいかを発見していく手法の図が、
データ構造化の際のサービス定義、データ定義、システムの要求機能の整理の図にそっくりで、こちらの方がより素人に分かりやすいということです。
また、失敗は隠れたがる傾向があるが、隠れさせてはいけない
失敗や事故が起きたときには、「原因追求」は徹底して行うべきだが「責任追及」は起こってならない、
アメリカには、事故が起きた際に、「原因追求のためにすべての情報を開示する代わりに責任は一切追及しない」という司法取引が実在する言う話は、とても参考、勉強になりました。
  失敗、失敗経験、失敗情報こそが、技術の習得を確実にし、技術の発展・進展にも大きく寄与する
  失敗こそ、創造の源である
著者が、失敗の権威であると同時に、創造学の権威であるのも頷けます。
みんな持っている失敗学, 2005-04-03
人生を生きていくうえで、失敗を糧にしている人であるならば、
みなそれぞれの失敗学を持っているはずである。
本書の素晴らしいことは、それを簡潔明瞭に一般化して
万人にわかりやすく提示しているところである。
私も実は個人的な失敗学を持っているんだということに、
この本を読んで初めて気づかされた。
潜在的な思いを顕在化させ、実生活に役立たせてくれる本であると言えよう。
ただし、失敗を糧にしていない人が読んでも何もならないと思います。
悪しからず。
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   著者は東京大学大学院工学系研究科教授を2001年に定年退職し、現在は工学院大学国際基礎工学科の教授。その一方で、個人研究所を立ち上げて失敗学の講演や講習などの活動も行っている。著書はベストセラーとなった『失敗学のすすめ』など多数。

   著者が長年携わってきた機械設計の研究・講義においては、新しいものを創造する過程で失敗がつきものである。その仕事を通じて失敗の扱い方にこだわりを持ちはじめた著者は、官民協同で失敗のデータベース作りを行う「失敗知識活用研究会」の活動などを通じて、現代社会のあらゆる分野において失敗に学ぶことの必要性を感じるに至り、その考えやノウハウを体系化してきた。

   本書の内容は、失敗を取り込んだものの考え方、組織運営、社会の考え方の3つに大別され、それぞれ具体的にまとめてある。たとえば「失敗を生かす組織運営」の章では、もんじゅの原発事故を「局所最適・全体最悪」の例として挙げ、失敗対策におけるトップダウン方式の重要性を説いている。

 「この本を読んで、実際に仕事を進める上でのヒントを見つけていただけたならば、筆者としてこれに勝る喜びはありません」とのこと。確かに本書には、「スタンド・アロンには決してならないこと」など、仕事をするうえで頭の片隅に置いておくと便利な情報が満載である。また、読むと失敗に対する考え方が前向きになり、自然に新しいことに挑戦する意欲と勇気がわいてくる。これも本書の魅力のひとつであろう。(加島有理)


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