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お父さんのバックドロップ (集英社文庫)
中島 らも
定価 :
¥ 420
発売日 :
1993/06
出版社/メーカー :
集英社
おすすめ度 :
(11 reviews)
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カスタマーレビュー
4人の子どもと愛すべき父親たち
, 2006-04-04
お父さんと子どもとの4つの物語を収めた短編集。
お父さんの職業は、それぞれ、プロレスラー、落語家、魚河岸、テレビ局の番組制作。
風変わりだが一生懸命な父親たちと、その息子や娘とのやりとりは、実にリアルで、それでいて微笑ましい。
あたたかい家庭が描かれた、大人が読んでも楽しめる児童書。
父親はギリシア悲劇か喜劇か
, 2005-08-06
昨日読了後「お父さんのバックドロップ」について色々考えてしまった。
色んなお父さんの生き様を描写した短篇集だけど、それぞれのお父さんの姿をみていると、父親というのは、子どもに対して、ある種「神話」そのものになろうとしているような気がした。名も無き市井のお父さんひとりひとりが、自分のパルテノン神殿を持って、神話になろうとしている言ったらよいか。ただ、その神話は、神々しくもある反面、どこかチャップリンのような、切ない喜劇のようにも見える。
子供向けですが・・・
, 2005-01-24
確かに子供向けの作品だとは思います。
でも普通におもしろくて、
随所随所で声を出して笑えました。
いろんなお父さんとその子供たちの関係が描かれています。
悪役プロレスラーのお父さん。
売れない落語家のお父さん。
イタズラばかりしかけるお父さん。
子供のケンカに必死になるお父さん。
おもしろくて微笑ましい四つの素敵なお話でした。
大人が読むには??
, 2004-12-04
子供向けに書かれたちょっと変わったお父さんの話が4編。
子供の時に読むのだったら面白く読めたと思う。
僕が子供だったら☆5個。
が、大人になった今これを読むのはちょっときつい。
文体も語句も完全に子供向けに書かれてあるし大人の娯楽にはなり得ない。
小学生にはおすすめ。
らも氏の切ないほどの優しさ
, 2004-11-21
この著者の作品で一番最初に読んだのがバンド・オブ・ザ・ナイト。
薬物依存の人々をらも氏の分身である主人公の「らんちゃん」が自身もドラッグに世話になりつつ冷静な目で見つめたものを、色鮮やかな言葉で織り成した芭蕉布のような作品。
著者は狂ってるのか---胸の中がざわざわする本なのだが、その作品の後に読んだので、この「お父さんのバックドロップ」は、否応なく対極にあるように感じられた。
子供の目線で、親の背中を見て思ったこと。
子供の脳みそで、ありったけ考えたこと。
それは誰にでもあったことだからこそ余計共感できるのではないだろうか。この短編の登場人物が読み方を変えれば誰もが主人公に思える。全短編、どれも「はずれ」がない。
らも氏の優しさが文面から滲み出てくる素敵な、子供にも読ませたい本だ。
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