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江青に妬まれた女―ファーストレディ王光美の人生
譚 〓美
定価 :
¥ 1,890
発売日 :
2006/05
出版社/メーカー :
日本放送出版協会
おすすめ度 :
(4 reviews)
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カスタマーレビュー
中華人民共和国という名の国家
, 2006-12-20
社会主義から共産主義へをモットーに、中華人民共和国が華々しく誕生し、紆余曲折はあったものの、世界的に認知されて既に半世紀以上が経過、今やその実力で国際社会をリードするまでに至った。東西冷戦の時代は終結し、ソ連は崩壊、かつての米帝が最大の貿易相手国となり、格差が拡がる、バブル経済真っ只中の現中国。
その闇の部分である、触れられたくないであろう、が、公にすべき文化大革命のタブーを、著者の人脈を伝手に、勇敢にも、劉少奇夫人にスポットを当てたところが見事、大胆且つ面白い。
苦難に耐えた、高齢である夫人の気持ちを考慮しつつ、丹念に聞き取り調査及び実地調査をした様子が伺える。特に解放前後から文革に至るまでの、知られざる中国近現代史を、世界史と平行解説しており、分かりやすい貴重な作品。
残念ながら、先だって、王光美女士が亡くなられた。死因は不明とのこと。ご冥福を祈る。
もう少し遅かったら、本書は果たして、世に出ていたであろうか?タイムリーな一冊である。
別の角度から中国の文革の真実を知ることができた。
, 2006-09-06
世界で初めて実現した要人へのインタビューだそうですが、社会主義の中国に、王光美のように美しくしとやかで、教養高い女性がいたとは驚きました。劉少奇国家主席の妻だった王光美が、毛沢東の妻の江青に目の敵にされるのも当然でしょう。本書の山場は、王光美が大批判大会にかけられた時の実録映像と尋問記録が詳しく書かれている部分です。
また、文革初期の一九六七年の段階で、毛沢東がアルバニア代表団に「文化大革命とは、劉少奇を打倒するための運動だ」と語っていた事実や、毛沢東と劉少奇の最後の会見の模様など、歴史的な新事実がいくつも明かされています。ノンフィクションが、事実にもとずく信頼できる内容であるべきだという点で、大変貴重な本です。
面白かった
, 2006-09-01
私のように現代中国の歴史に詳しくない者にも面白く読めた1冊です。劉小奇、江青、王光美、毛沢東など名前は知っている程度で歴史の中でどのようなことが起こっていたのかを、女性の側からその絡みを見るのは新鮮でした。中国との関係がどことなくキナ臭く感じる今日ですが、少し、近い国・中国の今とか、現代歴史についても勉強してみようかなと思いました。しかし、どの世界、どの歴史にも女性の影が色濃くあるものだなと感じた1冊でした。
こんなものか
, 2006-07-15
結局、王光美の物語なのか劉少奇の話なのか或いは江青物語なのかわからなくなる。内容は、現代中国本、文革本を読んでいればだいたい出てきているもの。著者は王光美にインタビューしているので、それは新鮮。ただ、王光美の名前では弱いので、タイトルに「江青」を入れたのだろう。もちろん著者も世紀の悪女たる江青には批判的だが、結局江青に本を売ってもらっていることになる。インタビューを契機に王光美に入れ込んだのなら、真正面から王光美に迫るべきだったか。
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