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貧乏クジ世代―この時代に生まれて損をした!? (PHP新書)

貧乏クジ世代―この時代に生まれて損をした!? (PHP新書)

香山 リカ
定価 : ¥ 735
発売日 : 2005/12
出版社/メーカー : PHP研究所
おすすめ度 : (22 reviews)
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カスタマーレビュー
報われない貧乏くじ世代の存在がよくわかる, 2009-02-16
貧乏クジ世代=団塊世代を親に持つ、主に70年代生まれの世代。バブル絶頂のなか青少年時代を過ごし、頑張れば報われると競走することを教え込まれて育った。いざ社会に出ると既にバブルは崩壊し、恩恵を受けられないどころか、就職難や年金問題、社会の高齢化など、上の世代の負の遺産を負担させられる。そんな、ネガティブになりがちな貧乏クジ世代に特徴的な思考回路を紹介した書。
精神医学の本としての堅さはなく、筆者の感じている印象をエッセイ風に書いた感じ。自分にかなり当てはまっていると思ったし、周囲にも似た思考の人が大変多い印象を持っていたので、納得のいく部分が多かった。
自分をラッキーと思うことの大切さ, 2008-03-25
 筆者は,バブル景気に間に合わなかった「貧乏クジ世代」(70年代生まれ)の人に対して,エールを送る。
≪私が「ラッキーと思うのも,アンラッキーと思うのも,自分次第」と安っぽい教訓めいたことを前にいった意味が,少しわかってもらえたのではないか。私はなにも,「すべては気のもちよう」といいたいわけでなく,「格差が広がり,階層化が進みつつあるこの日本社会だけど,幸運に関しては,まだそれほどの差はついていないはず。だからこそ,『自分はこんな時代に生まれてアンラッキーだ』とみずから宣言するのはやめよう」といいたかったのだ。70年代生まれで社会的な成功をおさめた人たち(引用注・堀江貴文,羽生善治,熊川哲也,川内倫子など)の,気負わず,ひがまない生きかたこそが,「自分をラッキーと思うこと」の大切さを物語っているのではないか。≫(124頁)
自分は見つかりますか?, 2007-10-19
40歳代の方はなんか自分が見つけられなくなって悩んで
いる方も多いと思います。東京電力OL殺人事件の被害者の
方も自分探しを、街の角に立つことで自分を探していたと言わ
れています。プリティーウーマンの様に街角で会った素敵な
紳士と将来が見つかる可能性も有りますが、自分探しの旅は
多くの方の共感を得たようです。
 自分を考え直すときにお薦めの一冊です。
私達の世代の苦労はこんな程度のものではない!, 2007-10-06
同じように氷河期世代(第2次ベビーブーム世代)出身者からもう一言だけ付け加えたいです。
就職、大学受験が厳しかっただけではないですよ。
私達の世代は、あの凄惨な「体罰世代」でもあるのです。
私達の少し上の人達までが、不思議なほど非行少年を大量に生み出した世代で、教師は殴る、学校は壊すと、大変ひどい不良世代でした。
世論は当然、「子どものうちからどんどん殴るべし」という風潮になっていって(石原慎太郎も本でそう言っていました)、私達の世代になってからは、もう非行化も落ち着いていたのに、教師や親はとにかく「体罰」「躾」の名の下に、毎日のように欠点のあら探しをしては、ひどい暴力(心の暴力も含む)を振るう有様でした。
今の子ども達のように、「幼児虐待」の名の元で守られ、「子ども110番」までできて守られ、というのは何とうらやましいことかと憤慨するほどです。
実際に、今、私達の世代が親になって、幼児虐待を盛んにしているのは、無意識のうちに、当時振るわれた体罰の恨みを晴らしているのに過ぎません。幼児虐待の真犯人は、当時ひどすぎる体罰を振るった大人達です。
しかも腹立たしいことに、非行少年を暴力で封じて、先生が殴られなくなった代わりに、今度は「いじめ」で生徒が殴られるようになると、自分達が殴られるわけではないものだから、もうほったらかしで、「いじめはいじめられる者が悪い」と暴言まで吐いて、何も対策をしない有様です。自分達が殴られていた時は、暴力教師を雇ってまで押さえつけたくせに、暴力の矛先が自分達でなくなったら、自分達には関係ないからと、何も対策を取らずにほったらかしなのです。
本当に、その卑怯さに我慢がなりません。
就職難、想像を絶するほど競争の厳しすぎる大学受験、凄惨な体罰世代と、三重苦です。
私達の世代は、本当に呪われているのではないかと思うほど、不幸な世代なのです。
この事実を、ぜひ、全ての人に知っておいてほしいと思います。
そして本の増版の時には、この私の文章も付け加えておいてほしいの思います
70年代生まれのネガティブな心理構造を指摘, 2007-07-17
70年代生まれが恵まれていないと考えている心理を指摘し、
ポジティブに考えろという精神科医らしい処方箋が提示されています。
およそ同意できる内容ではあるものの、読み終えたときの満足度はさほど高くはありませんでした。
まず結果ありきで書かれています。
つまり70年代生まれを鳥瞰した視点があるのではなく、
貧乏クジを引かされたと感じていることが本書の前提になっています。
また本書を一貫する軸がなく論点の寄せ集めて一冊にまとめた感がぬぐえません。
ただ軽く読み流せるので空き時間に目を通す分にはいいのではないでしょうか。

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