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地球温暖化論のウソとワナ

地球温暖化論のウソとワナ

渡辺 正, 伊藤 公紀
定価 : ¥ 1,680
発売日 : 2008/04/26
出版社/メーカー : ベストセラーズ
おすすめ度 : (17 reviews)
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カスタマーレビュー
踊らされないためには反対意見も重要, 2009-05-06
温暖化の原因が本当にCO2排出なのか、はともかく、定性的には減らした方がいいだろうし、生物に害を及ぼす物質を垂れ流さない努力は無駄ではないと思います。
そういう意味で環境対策は必要だと思うけれど、それを温暖化に絡めて、更にビジネスに発展させるところで疑問符が沢山出てくるのですが、そんなことはないですか?
例えば、環境対策でCO2排出量を減らせる家電製品や車に買い換えましょう、という論理に素直に納得できますか?
モノを作るためにはそれ相応のエネルギーが必要であり、CO2が出ます。買い替えることで何年経てば作った時に出したCO2と使ったことで出なくなったCO2がチャラになります、という基準で判断しなければCO2が減らせるとは言えないはずなんですが。
結局、ビジネスのネタとして使ってるだけで、本来の趣旨から外れていることが多いように思うのですが、世の中の流れはそうではありません。
最近は、本書のような環境ビジネスとその煽り方に疑問を呈する本や議論が多く出ています。
時には、文明を否定するような極端なものもありますが、多数派の意見だけでは本質は見えにくいのはすべてにおいて共通です。
本書は科学的なデータが多く引用されているので、グラフとか線表がとっつきにくい人には読みにくいかもしれません。
しかしながら、環境問題に対しては一度は反対意見も読んでおくべきかと思います。
近い将来、炭素税や環境対策費についての議論が、国政選挙の焦点になるかもしれませんので。
理科系で、地球温暖化に興味ある人は必読です。, 2009-04-09
本書の内容は、伊藤公紀・著『地球温暖化―埋まってきたジグソーパズル (シリーズ・地球と人間の環境を考える) 』(日本評論社)と渡辺正・著『これからの環境論―つくられた危機を超えて (シリーズ地球と人間の環境を考える)』(日本評論社)と伊藤公紀&渡辺正&その他大勢『暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々 (文藝春秋)を足した感じです。
でも純粋に理科系的な興味だけなら、伊藤公紀・著『地球温暖化―埋まってきたジグソーパズル (シリーズ・地球と人間の環境を考える) 』(日本評論社)と赤祖父俊一・著『正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために』(誠文堂新光社)とロバート アーリック著『怪しい科学の見抜きかた―嘘か本当か気になって仕方ない8つの仮説 』(草思社)で充分な気がします。
渡辺正・著『これからの環境論―つくられた危機を超えて (シリーズ地球と人間の環境を考える)』(日本評論社)で展開されている地球温暖化懐疑論は、と学会会長の山本弘が『「環境問題のウソ」のウソ 』で展開している懐疑論批判を免れてないと思います。武田邦彦:著『環境問題はなぜウソがまかり通るのか3』と同じ欠陥ですね。
それに対して、伊藤公紀先生の論考は非常に優れていると思います、精読の価値アリです!!!
観測所の問題は、ロバート アーリック著『怪しい科学の見抜きかた―嘘か本当か気になって仕方ない8つの仮説 』(草思社)と読み比べたらいいでしょう。
気圧の変化である北極振動と太陽風との関係は、1990年頃から急速に注目されてきた仮説です。「地球の磁場&太陽の磁場と気圧の変化の因果関係」が強いということは、もっと知られていいと思います。
この仮説は、丸山茂徳教授の紹介する仮説、「宇宙線の減少→雲の減少→温暖化」よりも説得力があります。丸山教授は、雲の温室効果を無視しています。雲は温室効果ガス以上の温室効果があるので、「雲が増加=気温の低下」とは単純にはいかないのです(曇りの日は寒く感じるので、実感とはずれますが・・・)。
この現象については広田勇:著『気象の遠近法―グローバル循環の見かた』 (成山堂書店)が参考になるでしょう。
ゴア氏への皮肉, 2008-12-11
皮肉なものだ。。
ゴア氏が提唱したCO2=温暖化理論がビッグ3の衰退、ひいては米国経済への大打撃の引き金となったとすれば。。
アンチ米国にとってはゴア氏はノーベル賞にふさわしい。
5年後にもう一度読みたい本, 2008-10-11
この本の主張する「温暖化とは現在といつの時代を比べて『温暖化』したのか?」「二酸化炭素の排出量の増量は本当に地球の温暖化を生み出しているのか」と言う主張は、都合の良いエビデンスを集めているのでは...と言う懸念もあるものの、非常に説得力があります。
あと5年もすれば、地球温暖化が本当に懸念すべき問題であるのかどうか、明らかになると思います。本書でも触れられていますが、今では誰も「酸性雨」のことなど口にしないように!
将来もう一度読みたい。そんな本です。
地球温暖化論をクールに評価する良書ですが、最終章が・・・, 2008-09-17
『偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する』(武田著)の後に
続けて読み、『偽善‥』の非科学性にウンザリしていたところだった
ので、本書ではしっかり根拠を示しながら、「科学」が書かれている
のにまず好感が持てました。(他の書評者も書いているけど、
タイトルの『ウソとワナ』はちょっとセンスなさ過ぎ。これでは
『偽善‥』と同レベルの本だと思われてしまいます。)
本書の内容は、まず第1章で、温暖化論の根拠となる世界各地の温度
について検証し、必ずしも精度高く測定されているわけではない
ことを主張します。(これは正しい主張だと思います。)
次に第2章で、確かにこの半世紀で世界の平均気温は上昇している
けれども、この程度の上昇は過去にも何度か起こっており、
必ずしも現在の平均気温の上昇を、空気中の二酸化炭素濃度の
上昇だけに帰するのは時期尚早と主張します。
(これも正しい主張と思います。)
続く第3章では、最近は何かと「異常気象」とマスコミが大騒ぎ
するけれど、この程度の「異常気象」は確率論的には数十年に
1度のバラツキの範囲内で説明できることが多くあると主張します。
また第4章では、アル・ゴアの「不都合な真実」に対し、例を示し
ながら具体的に反論していきます。
(これもある程度正しいと思います。)
最後の第5章では、まとめとして、京都議定書の目標、気候変動及び
温暖化問題に対して日本が取るべき対応について、著者(渡辺・伊藤)の
主張が述べられるのですが、ややヒステリックになっていて、
書評者はアグリーできません。
たとえば、「日本はEUに嵌められた」とか、「CO2の増加と温暖化は
「悪」なのか」「省エネもエコ活動もCO2を減らさない」等の渡辺の
主張は、1〜4章までに積み上げてきた伊藤のクールで科学的な
スタンスを根底 から覆すものです。京都議定書で約束したCO2の
6%削減の目標が達成できなくなりつつあるので、言い訳をしている
だけに見えます。 (この人たち、出来ないことを正当化するための、
政府おかかえの 御用学者?と勘ぐりたくなります。)
ということで、第5章はまったく評価できません。
ただ、1〜4章は読む価値あるので、☆4個とします。

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